【ネタバレ】葬送のフリーレン 第27話「平凡な村の僧侶」のネタバレ、感想
週刊少年サンデーに掲載されている葬送のフリーレン 第27話のネタバレ、感想です。
前回、26話の記事はこちらです。フェルンはシュタルクの誕生日プレゼントを何にしようか、本人に探りを入れます。
【ネタバレ】葬送のフリーレン 第26話「戦士への贈り物」のネタバレ、感想
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意地でも仲間に勧誘
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 27話より
底なし沼にはまった僧侶
北側諸国アルト森林にて、フリーレンは男の独白を黙って聞いています。男はずっと昔、冒険者にあこがれていて、一緒に小さな冒険を沢山した親友もいました。大人になってそんな夢も忘れかけた頃、その親友から一緒に冒険者にならないかと男は誘われました。あのとき、あの手を取っていたら何かが変わっていたんだろうな、と男は10年も昔の話を今でも公開していました。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 27話より
なんで私にそんな話をするの?と、フリーレンが聞くと、男は底なし沼にはまっている最中でした。男はフリーレンに助けを求めますが、フリーレンは手が汚れて汚くなっているのを気にして、乗り気ではありません。時間をかけて“底なし沼から引っこ抜く魔法”を思い出し、フリーレンは男を(時間がかかりましたが)助け出します。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 27話より
男から礼をするからと村によって行くように言われますが、物資の補充がしたいから今日中に大きめの街に行きたいと断り、男とは別れます。男から別れ際に危険な毒性生物が多いから気を付けるように言われますが、シュタルクが蛇に噛まれてしまいます。すぐに鼻血も出て来てしまい、仕方がなくさっきの村まで戻ることにします。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 27話より
シュタルクは大袈裟だと言い、毒は気合で何とかなると師匠のアイゼンが言っていたと言います。しかし、アイゼンは竜を昏倒させるほどの猛毒の矢を受けてもぴんぴんしていて、ハイターがドン引きしていたぐらいなので、あまり当てにならなさそうです。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 27話より
村に戻って神父にシュタルクの毒を見てもらうと、既に手遅れで数時間後には脳が溶け始め鼻から全部流れ出て、死にます、と言われてしまいます。驚くシュタルクに、震えるフリーレンとフェルンです。本来は初期の段階でしか対処できないそうですが、神父の弟ならあるいは…、と話していると、先ほど助けた男が掌サイズの風呂桶を持って部屋に現れます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 27話より
男はザインといい、ザインが肩に手をあてると一瞬で治療して広場の方に行ってしまいます。シュタルクの鼻血は止まり、毒の反応も消えています。フリーレンが神父にザインの事を聞いた時、神父の首にかけている聖印に目が止まります。その聖印は聖都から地方で最も優れている司祭に与えられる物で、その回復のエキスパートが不治と判断した毒を一瞬で治療したザインは天性の才だ、とフリーレンは言います。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 27話より
神父は、ザインは子供の頃冒険者になりたいとよく言っていて、兄のような同じ毎日を繰り返すだけの平凡な村の僧侶にはなりたくない、とも夢や希望に満ちた目で言っていたそうです。しかし、今はまるで私の若い頃にそっくりでさぞつまらない人生でしょう、あの子をこの村から連れ出してやってくれませんか?と、神父はフリーレンに願い出ます。フェルンとシュタルクはザインを勧誘することに賛成ですが、フリーレンはザインを勧誘することに一人悩みます。何が不満なんですか?とフェルンが聞くと、同族嫌悪かな…、とはっきりしない答えをフリーレンは口にします。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 27話より
ポーカーに勝てたら仲間になってやる
シュタルクは一人でも勧誘に行くと、ザインの所に行きますがザインは酒場でポーカーをやっていました。シュタルクはザインに仲間にならないか?と、言うと、冒険に出る気はないとザインは言いかけますが、これも一興と、ポーカーの勝負に勝てたら仲間になるとシュタルクに言います。暫くして、フリーレンとフェルンがシュタルク探しに行くと、シュタルクは身包みを剥がされていました。ザインは冷静な顔で、大人ってのは汚いもんなんだぜ、と言いますが、ザイン自身も身包みを剥がされています。どうやら、村長の一人勝ちだったようです。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 27話より
ヒンメルと同じセリフで…
そして、仲間探しは他を当たるようにザインは言い、冒険者になりたかったのも昔の話で、今更だよ、と言います。それを聞いたフリーレンは昔、ヒンメルに一緒に魔王を倒そう、と勧誘された頃の記憶を思い出します。その時フリーレンは、今更だよ、もう五百年以上魔族との実戦はやっていない、もう戦い方も忘れてしまったと、ザインと同じように断っていました。しかし断られても気にせず、僕は今の私をしている、とヒンメルはフリーレンを勧誘しました。それと同じセリフを、フリーレンはザインに言います、私は今の話をしてる、と。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 27話より
しかしザインは、お前には俺の気持ちはわかんねぇよ、と頑なに拒否します。フリーレンは、今のでよくわかった、やっぱり私ザインのこと嫌いだ、と言います。その上で、だから意地でも仲間に誘うことにした、とフリーレンは意地でもザインを勧誘すると決意します。意外なフリーレンの言葉に、わけわかんなすぎて怖い…、とザインは呟きます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 27話より
まとめ
ある村で底なし沼に嵌った僧侶=ザインに出会いますが、ザインはかなり凄腕のようで冒険に一緒に行くように勧誘します。過去に冒険者にならないかと親友に誘われますが断っていたようで、その事を今でも後悔しています。フリーレンはザインの事を同族嫌悪と表現し、勇者ヒンメルに勧誘された自分のようで、色々複雑のようです。最後は嫌いながらも、意地でも仲間にすると決意しています。ザインを仲間に勧誘するか、次回が楽しみです。
次回、ザインを冒険に誘おうと、ザインの好きなもので釣ろうとします。
【ネタバレ】葬送のフリーレン 第28話「僧侶と後悔」のネタバレ、感想
最新刊、葬送のフリーレン 2巻です。
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山田 鐘人/アベ ツカサ 小学館 2020年10月16日