【ネタバレ】葬送のフリーレン 第85話「悪意」の感想
週刊少年サンデーに掲載されている葬送のフリーレン 第85話のネタバレ、感想です。
前回、84話の記事はこちらです。黄金郷へと向かったレルネンとエーデルはマハトと対峙します。
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魔族には悪意という概念がない
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 85話より
マハトとの戦闘
レルネンはエーデルに支配の石環の解析と修復を指示すると、自分はマハトと戦って時間を稼ごうとします。マハトはレルネンを黄金に変えようとはせず、殺して見せしめにすることを優先します。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 85話より
レルネンはマハトが自分を完全に舐めていると分かり、逆に都合がいいと考え、時間稼ぎという姑息な戦場で負けたことは一度もない、とレルネンは心の中で思うと距離を取って攻撃、を繰り返します。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 85話より
マハトはレルネンと戦いながらやりにくさを感じていて、レルネンが自分を倒すのではなく何か別の狙いがあることに気付きます。そして、マハトはレルネンに何度か攻撃を行った後、レルネンの狙いが支配の石環の修復にあることに気付きます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 85話より
支配の石環は壊れていなかった
マハトは、ならその努力は無駄に終わる、とレルネン達に告げると、エーデルは悪い知らせがあるとレルネンに言います。支配の石環は正常に動作している、マハトに掛けられた精神操作魔法は効力を失っていない、とエーデルはレルネンに言いますが、なら何故城塞都市ヴァイゼを住民諸共黄金に変えている?と、レルネンは疑問を口にします。ヴァイゼの民を少しの悪意も抱かずに出来たとは考え難い、とレルネンは言いエーデルに意見を求めます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 85話より
それを聞いていたマハトはエーデルが答えるより先に、魔族には悪意という“言葉”は知っているが、悪意という“概念”は持ち合わせていない、とレルネンに言います。悪意という感情が無いのだから、存在しない感情は抱けない、とマハトは冷静に言うと、次の作戦は決まったか?と、レルネンに訊ねて、再びレルネンを攻撃しようと黄金の剣を構えます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 85話より
レルネンは、支配の石環は正常に動作していて魔族に悪意という感情が無い、という事が分かると、マハトを討ち取ることを諦め、このまま撤退する決断をします。勝利の名誉は勇敢な旧友に譲り、私は素直に情報収集に徹するとしよう、とレルネンは言うと、ゴーレムを召喚します。このゴーレムは第二試験の零落の王墓で使われた、脱出用のゴーレムと同じもののようです。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 85話より
第二試験では罠や複製体の攻撃を受けてもゴーレムはビクともしませんでしたが、マハトの攻撃を受けたゴーレムは胴体を真っ二つに切断されてしまい、背後にいるレルネンも傷を負ってしまいます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 85話より
マハトはレルネンを逃がさず殺そうとしますが、マハトがレルネンを攻撃している隙にエーデルはマハトに触って記憶を読み取ります。エーデルはマハトの記憶を読み取ったようですが、かなり無理をしたようで鼻血を流して意識を失います。レルネンはゴーレムをさらに召喚すると、記憶を読み取って倒れそうになったエーデルを抱きかかえます。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 85話より
マハトの記憶をエーデルが読み取ったことで、また来る必要が無くなったようだね、十分な情報が手に入った、とレルネンは言うと脱出用ゴーレムより巨大なゴーレムを召喚します。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 85話より
手に剣を持っている事から戦闘用のゴーレムと思われますが、その巨大なゴーレムが黄金に変えられている隙に、レルネン達は黄金郷からの撤退に成功します。デンケンの話が一旦終わりますが、フリーレンはエーデルがマハトの記憶を呼んだと聞いて驚きます。魔族の精神構造は人類とは大きく異なり、そこに潜って記憶を拾い上げるのは至難の業で、耐えがたい苦痛を伴うようで、それをやり遂げたエーデルに驚いたようです。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 85話より
魔族との話し合い
デンケンは日没になると、マハトの記憶についての説明が残っていますが、話を一旦終えます。デンケンは毎日、黄金郷に帰っていて話し合いを続けていると言います。話し合いって誰と?と、フリーレンが聞くと、黄金郷のマハト、とデンケンは答えます。魔族との話し合いだとデンケンは言いますが、それが時間の無駄だとデンケンも分かっているようでが、藁にも縋る思いでデンケンは続けていると言います。
© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 85話より
まとめ
今回、エーデルが支配の石環を修復しようと試みましたが、支配の石環は正常に動作していて壊れていませんでした。支配の石環への追加の命令は、使用者にしか権限が無いようで今のところ役に立たないようです。
また、悪意を持った行いをヴァイゼの民とその子々孫々にしてはならない、と命令していましたが、マハトに限らず魔族には悪意という“概念”は持ち合わせていないようで、ヴァイゼの領主の命令は意味がなかったようです。
マハトの記憶についての説明がまだですが、デンケンはマハトと毎日話し合いをしているそうです。レルネンに襲い掛かった状況から、マハトが大人しく話し合いに応じているのは変ですが、どんな話し合いをしているのでしょうか?
次回、フリーレンはデンケンに付いて行き、マハトとの話し合いに参加します。
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山田 鐘人/アベ ツカサ 小学館 2021年11月18日
発売中のコミック 6巻のネタバレ、感想も書いています。